ガンダム展 更新情報&制作日記[blog version] |
中央線を乗り継ぎ、昭島まで。
カタログ用撮影のため、篠田太郎氏のアトリエにお邪魔しました。カタログはすでに入稿作業を終えていますが、制作が会期ギリギリまでかかる作品については、依然として撮影が続いているという状況。綱渡りのスケジュールの中での撮影ですが、ガレージの中にある広々として居心地の良いアトリエは、そんな危機感をつかの間忘れさせてくれる、それは素敵な空間でした。 篠田氏が出品する《Space Camp Site》は、ガンダムに登場する、スペース・コロニーをはじめとする宇宙空間に暮らす人々の精神状態はどのようなものなのか。その疑問に端を発した問題意識に富んだ作品です。 写真の中の、先がいくつにも分かれたシルバーの立体は、実は太陽光と同等の効果をもつLEDをあしらった装置。 展示では、その人工の太陽光の下、苔などの本物の生態系が生の息吹を現します。 バリで購入したという極彩色のシャツで登場した篠田氏。制作なかばですが、ここで一言お願いします。 ぼくが興味があるのは、将来テクノロジーがどうなっていくか、というよりも、将来宇宙で暮らすことになった時、人間の精神状態がどうなるか、ということなんです。宇宙に暮らす人間の精神状態がどう変わっていくか、ということなんです。おそらく、宇宙で何世代にも渡って暮らし続けたとしても、どうしても地球的な環境を欲してしまうと思うんですよ。 今回の作品だとおそらく、だた緑化しているというか、ああ、こんなの美術館の外に行けばどこにでもあるじゃん! って感じられてしまうと思うのですが、もしこれが宇宙空間にあるんだとイメージしたら、そこで意味が大きく変わると思います。
by gundam-exhibition
| 2005-06-09 02:18
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